上海交通大学との学生交流プログラム(海洋空間のシステムデザイン教育プログラム)


2011年度より、横浜国立大学と上海交通大学との間で、学生の派遣・受入を行う教育交流プログラムを実施しています。これは、船舶海洋工学分野におけるトップレベルの大学による特徴的な教育プログラムです。世界物流を支える海上輸送の技術を探求する船舶工学と海洋資源開発や海洋エネルギー利用を研究する海洋工学は世界を対象領域とする分野であり、国際的視野を持つグローバル人材を必要としています。そのような人材育成のために、本プログラムは日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度の補助、横浜国立大学・上海交通大学のサポートを頂いて実施しています。

派遣プログラム(横浜国立大学⇒上海交通大学)のうち、短期学術交流プログラムでは、毎年7月下旬に上海交通大学の Summer School へ10名の学生を約2週間派遣しています。Summer Schoolへは、横浜国立大学だけではなく、中国、インド,パキスタン,ロシア,韓国等からの留学生も参加しています。Summer Schoolの内容は、講義・プレゼンテーション・セミナー・企業等見学・研究室等見学等です。この他、ショートインターンシッププログラムでは、毎年3名の学生を上海交通大学へ10月~12月の3ヶ月間派遣しています。学生は現地の研究室に配属されて、研究活動を行い、期間最後に研究発表・報告書を提出します。

一方、受入プログラム(上海交通大学⇒横浜国立大学)では、短期学術交流プログラムとして、上海交通大学から10名の学生を約2週間受け入れ、毎年2月に横浜国立大学で主催しているWinter Schoolに参加してもらっています。Winter Schoolには上海交通大学だけでなく、大連理工大学、ブラジル(サンパウロ大学、ペルナンブコ大学)、ベトナム(ダナン大学)からも毎年合計約20名の学生が参加しています。Winter Schoolの内容は、講義・学生セッション・セミナー・企業等見学・研究室等見学等です。ショートインターンシッププログラムでは、上海交通大学から3ヶ月間3名の学生を12月~2月の3カ月間受け入れています。これらの学生は、研究室に配属され、研究活動を行い、期間最後に研究発表を行い、報告書を提出します。2019年の研究テーマの例は次のようなものです。