パラグアイ・ブラジル・ボリビアへの学生派遣プログラム

藤掛洋子教授(都市イノベーション研究院、都市科学部長)


参加学生が現地の小学校建設の必要性を実感した2013年9月のパラグアイのサントドミンゴ村調査

2013年度より毎年、横浜国立大学グローバル・スタディーズ・プログラムの一環としてパラグアイ他の南米で国際協力の実践や学術交流協定大学との研究教育交流、日系移住地の皆様方との交流を重ねています。

2015年度パラグアイ渡航

2015年10月20日から11月25日の37日間で、そのうちパラグアイ滞在期間は33日間。学部生10名(2年生3名と3年生7名)、大学院生1名の11名が参加。

参加学生は、2013年、2014年にパラグアイで行った「学校建設を行う」という目標を掲げた活動を引き継ぐとともに、(1) 農村における道作り、(2) カテウラ地区に住む人々についての調査、(3) フェアトレードのための民芸品調査という3つの活動も視野に入れて準備を行いました。渡航準備として、国際協力の歴史、対象国調査手法などを座学で学び、元青年海外協力隊隊員などの国際協力の実践者の講演を聞き、知識を増やしました。また学校建設の資金集めのためにイベントに出店し、募金活動も行いました。現地では、チャカリータ学校をはじめとする複数の学校を視察し、女性省でインタビュー調査を行い、NIHON GAKKO大学との学術交流シンポジウムや同大学の分校の開校セレモニーに参加するとともに、メルセデス小学校建設・授業補助などに貢献しました。

2016年度パラグアイ・ブラジル渡航

2016年8月25日から9月28日の35日間で、そのうち滞在期間はパラグアイに28日間、ブラジルに4日間である。学部2年生9名と3年生4名の計13名が参加した。

参加学生は、アスンシオン国立大学との学術シンポジウムに参加し、パラグアイ民芸品ニャンドゥティの市場調査、カテウラ地区における生活実態調査(ラジオ出演)、サントドミンゴ村での小学校訪問および栄養講座、メルセデス地区での学校建設、ラ・コルメナ地区におけるJICA草の根技術協力事業の見学とサポート、パラグアイとブラジルにおける日系移住地の学習及び日系人との交流などを行いました。

2017年度パラグアイ渡航

2017年9月5日から10月10日の36日間であり、パラグアイに27日間、ブラジルに9日間滞在した。学部12名、大学院2名。

参加学生は、学術交流協定大学との国際シンポジウムの実施、カテウラ他の貧困地域におけるインタビュー調査と国際協力の実践、伝統工芸品であるニャンドゥティやアオポイの生産者への継続したインタビュー、農村地域における教育支援アクティビティ、日系移住地での交流などを行いました。

2018年度パラグアイ渡航

2018年9月5日から10月11日の36日間(パラグアイに24日間、ボリビアに8日間、ブラジルに2日間)の渡航であった。今年は飛行機の遅延があったためドーハにも1日滞在した(移動に約2日かかる)。学部生8名、大学院生1名

参加学生は、パラグアイ・ボリビアにおける学術交流協定大学との国際シンポジウムの実施、パラグアイ・ボリビアの貧困地域における国際協力の実践、伝統工芸品であるニャンドゥティのフェアトレードの実践研究、スラム他における音楽教育・ドラッグ予防アクティビティの実践、パラグアイ・ボリビアにおける日系移住地での交流などを行った。


2013年~2019年実績
https://yoquita.com/laboratory/studytour/
https://yoquita.com/laboratory/studytour/report/