SDGs達成のための横浜インド 産学官連携による人材育成事業

中村一穂准教授(工学研究院)、鈴木淳史教授(環境情報研究院)


本事業では、横浜、インドおよび産官学連携の下、インドの協定大学との交流活動を推進し、SDGs達成を担う若い世代の育成の場の形成を目指します。 より詳しくはこちらをご覧下さい > https://ijep-y.ynu.ac.jp/

FTTP(Foreign Technical Training Program)は、インドタミルナドゥ州政府が2017年より実施している学生の海外派遣プログラムで、同州の州立大学であるAnna UniversityとGovernment Engineering Colleges of Tamil Naduの成績トップ100名の学生を世界各国へ約2週間派遣する教育事業です。これまでに日本、台湾、マレーシア、オーストリア、スペイン、ドイツに派遣され、この中で日本は唯一2年連続で受入れ国として選定されました。本学は、2017年に学生24名、教員2名、2018年に学生25名、教員2名をそれぞれ約3週間受入れました。このプログラムでは、レクチャー、研究室見学、地域の企業訪問、横浜市の環境インフラ施設見学、公的機関の訪問、横浜・神奈川近郊の文化エクスカーション、日本人学生との交流を目的としたポスターセッションなどを実施しました。これらの活動により、本学の教育・研究の紹介と共に、日本の産業、インフラ、文化の魅力を伝えることができました。

2017年のFTTPに参加したメンバーの集合写真(横浜国立大学)
2018年のFTTPに参加したメンバーの集合写真(横浜国立大学)

2019年度は現地の先端の研究、成長著しい産業の活力、インド文化やインド人との交流を体感することを目的に、選抜された学部学生を協定大学へ派遣するプログラムを実施しました。2019年度は公募により4名の学生が選抜され、12月に1名がVIT(Vellore Institute of Technology)へ2週間の滞在し、研究室での研究のほか様々な交流に取り組みましたが、3月に予定されていたAnna Univ., IIT Madrasへの3名の派遣は新型コロナウィルスの影響で中止となりました。

南インドにおける持続可能な環境/エネルギー開発に関する日本インドYNUシンポジウム2019

このシンポジウムには、VIT, Rajalakshmi Engineering College (REC), Anna University, IIT Madrasから4名の学生が参加し、ポスターセッションや研究室見学など交流が行われました。

SDGsのための科学技術革新に関する日本インドYNUシンポジウム2020は2020年12月27日-28日にオンラインで開催されました。

https://www.catcorp.jp/Japan-India/